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「オルタナの商品は途中で売れますか?」にお答えします!

「オルタナの商品は途中で売れますか?」にお答えします!

※本記事は、ALTERNA(オルタナ)のお問い合わせなどに寄せられたご質問・ご意見に、ALTERNAの中の人(三井物産デジタル・アセットマネジメントの社員)が赤裸々にお答えしていくコンテンツです。

早速、今回のご意見です。

オルタナの商品は、運用中に売却できますか? 商品名などに「譲渡制限」と書いてあるので気になります。売却できる場合、どれくらい取引されているのか、実績も教えてください。

毎度ストレートなご意見、ありがとうございます。

資産運用を検討する際、「一度投資したら、期間終了までずっとお金を引き出せないのでは…」という点が、一つのハードルに感じられることがあるかと思います。

オルタナの商品は「デジタル証券」という新しい形の商品で、償還前でも売却できるような仕組みにはなっていますが、実際の流動性(どれくらい取引されるのか)は気になるところですよね。

実績も交えながら、できるだけフラットな視点でご回答させていただきます。

ご回答(要約)

  • オルタナの商品は、運用期間中でも売却が可能です。

  • ただし、上場商品などと比べ、以下の点が異なります。
    ① 売却できない時がある

    ② 売却に時間がかかる場合がある

    ③ その代わり、値動きが小さく安定

  • オルタナの売却(買取)実績は11ヶ月で累計4億円超。その内、約98%の取引はトータルリターンがプラス!

  • とはいえリターン最大化を考えると、売却時の手数料がかからない長期保有がオススメ

実はオルタナの商品は売却できる

結論からお伝えしますと、オルタナの商品は、運用期間中でも売却することができます。

これは、お客様間で売買を行う訳ではなく、お客様からの申込に基づき、当社(三井物産デジタル・アセットマネジメント)がお客様の保有持分を買い取る形で実現します。

具体的な手続き方法は、「オルタナ」内の保有資産詳細画面などから売却申込ができます。

※具体的な手続き方法はこちらのよくある質問をご覧ください

ただし、後述の通り、「上場株のように、いつでもシュッと売れる」ようなイメージではなく、一定の制限があるので注意が必要です。

上場商品と比べた「売却の仕組み」の違い

上場商品などと比べ、オルタナの商品は、売却の際に以下の点が異なります。

  • ① 売却できない期間がある

  • ② 売却に時間がかかる場合がある

  • ③ 値動きが小さく価格安定

違い①:売却できない期間がある

オルタナの各商品には「売却申込ができない期間」が定められています。

以下は一例ですが、1つの決算期(正確には信託計算期間)終了後から、その決算発表までの最大2ヶ月程度の間は売却申込ができません。

この期間は商品ごとに異なるため、ご購入いただく前に「詳細」タブ内などにある「譲渡制限等について」や目論見書などをご確認ください。

違い②:売却に時間がかかる場合がある

先ほどお伝えした通り、売却申込されたオルタナの商品は当社が買取を行います。

その裏側では、買取資金の手当であったり、財務の健全性を保つために自己資本比率を計算したりする必要があるため、一定期間の売却申込をまとめて買取を行っています。

このため、注文〜約定まで一定期間がかかります。(通常、数日〜2ヶ月程度が目安)

※この申込〜約定期間の長さは課題と認識しており、今後の短縮化を検討中です

その他にも(まだ発生したことはありませんが)一度に大量の売却申込がある等の場合には、上記の目安期間以上に買取までの時間がかかってしまう、または買取ができない可能性もあります。

違い③:値動きが小さく安定

このように、オルタナの商品は売却可能な仕組みとなっていますが「現金化までに一定の時間がかかる」特性を持っているため、「頻繁に売買したい」「損得問わず、すぐに換金できるようなものがいい」という方には、オススメできません。

その代わり、オルタナの商品は上場していないことによって価格が比較的安定するという特徴を持っています。

これは、私募REITと呼ばれるプロ限定の商品に似た仕組みですが、2000年代の後半にリーマンショックの影響で上場REITの価格が乱高下した際に、価格変動を嫌うプロ投資家のニーズに応えて生み出されたものと言われており、その後、急速に拡大してきています。(残念ながら、私募REITは一般の方が投資を行うことはできません)

オルタナの商品の基準価格は、取引所価格ではなく、不動産の鑑定評価額をもとに更新されます。(不動産の鑑定価格は、第三者の鑑定会社が算出します)更新頻度は半年に1度なので、日々の価格変動に一喜一憂する必要はありません。

半年に1度とはいえ鑑定評価額は動きますので、途中で売却(換金)する際に、あるいはファンドが償還期限を迎えて不動産を売却する際の条件次第で、ファンド終了時に儲かる、または損する可能性はあります。

しかし、プロ向けであり、かつ都心の一等地にある不動産は安定した取引が見込まれる市場なので、不動産価格はそれほど大きく動かない傾向があります。

実際に、過去の株式・REIT・不動産の(全体の傾向を示す指数の)価格推移をご紹介します。

過去データにおいては、上場株式の指数やJ-REITの指数(上図のグレー部分)に比べると、不動産の鑑定評価額をベースとした不動産の現物価格指数(上図の青色で示す線グラフ)は 相対的に価格変動が小さくなる傾向 がありました。

実際、当社が運用中のデジタル証券ファンドでは、基準価格は発行価格対比で今のところプラスで推移しています。

※含み益の主因は、不動産価格が大きく動いたというよりも、鑑定価格よりも安い価格で仕入れができた(うまく交渉してお得に買えた)点にあります

このように、オルタナの商品は、価格安定・定期的な分配金が受け取れる特徴のため、どちらかと言えば、定期預金のようにしばらく置いておき、コツコツ分配金を積み上げていくのがお好きな方に向いている商品といえるかもしれません。

オルタナの買取実績

ここまで「売却が仕組みとして存在する」ことをお伝えしてきましたが、実際にこの売却(買取)サービスは多くの方にご利用いただいております。

具体的には、最初に売却申込が可能になった2024年7月から2025年5月末の11ヶ月間で、累計477件、総額4億円を超える買取(現金化)を行いました。

※相続対応などによる特殊な買取を除く

この数字が多いのか少ないのか判断が難しいところですが、デジタル証券(セキュリティ・トークン)の取引所であるSTARTの同期間の売買代金合計が約3.4億円*なので、現時点では同取引所での売買と同程度の二次流通の取引ボリュームをご提供しています。

*ODX STのマーケット情報のデータを元に当社計算

また、オルタナにおける売却理由のTOP3を見てみると、

  • 1位:現金が必要になったため(33%)

  • 2位:利益を確定するため(22%)

  • 3位:別の銘柄を購入するため(20%)

となっており、急な資金化ニーズや資産バランスを見直したい時などにご利用いただいていることが分かります。

ここで、2位の「利益を確定」という理由をもう少し深掘りしておきましょう。

オルタナの商品における売却価格が、初回募集時の購入価格(投資単位:10万円)に比べてどうなったかを見てみると、以下のような結果となりました。

件数

割合

「売却価格 ≧ 購入価格」
となった取引*1

408

86%

「売却価格+分配金 ≧ 購入価格」
となった取引*1

466

98%

平均キャピタルゲイン*2

+1.73%

平均トータルリターン*3

+5.03%

*1 ...「売却価格」は”手数料控除後・税引前”、「分配金」は”税引前”の値とした

*2 ...「平均キャピタルゲイン」は各売却取引の”売却価格 / 購入価格 - 1”の合計を売却件数で割ったもの

*3 ...「平均トータルリターン」は各売却取引の”(売却価格 + 分配金)/ 購入価格 - 1”の合計を売却件数で割ったもの

これを見ると、実際に売却取引の約98%が分配金も含めたトータルリターンでプラス(平均は+5.03%)となっており、売却した方の多くが投資元本以上の資金回収ができていることが分かります。

それでもオルタナは「長期保有」がおすすめ

オルタナには売却の仕組みがあり、実際に売却した多くの方がトータルリターンでプラスになっているため、「利益が出たら早めに売却した方がいいのかな」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、現金化のニーズが出てきたら売却機能をご利用いただきたいですし、売却判断は人それぞれかなと思います。

しかし、本コラムにおいては、差し迫った売却ニーズ等がない限りは、売却せずにできるだけ長く保有いただくことをオススメしたいと思います。

理由は極めてシンプルで、売却しない方が売却手数料分の費用がかからないので、トータルリターンが高まりやすいというものです。

売却(買取)の手数料は基準価額の3%ですが、ファンド終了(償還)時に分配金から控除される手数料はございません。

先ほどご紹介したオルタナの売却(買取)実績の中で、数は少ないもののトータルリターンがマイナスとなってしまった取引(11件・約2%)がありました。

これらの取引を見てみると、そのほとんどが「保有期間が半年以内」「分配金を一度も受け取らずに売却」となった取引でした。

正直、頻繁に取引していただいた方が証券会社としては手数料収入が増えるのでありがたいのですが(笑)、お客様のリターンを高めるためにも、分配金を多く受け取っていただき、費用発生を抑える「長期保有」を検討いただけますと幸いです。

みなさんが投資信託などを検討する際と同様に、手数料の安さを重視する感覚で捉えていただくと良いかもしれません。

まとめ

  • オルタナの商品は、運用期間中でも売却が可能です。

  • ただし、上場商品などと比べ、以下の点が異なります。
    ① 売却できない時がある

    ② 売却に時間がかかる場合がある

    ③ その代わり、値動きが小さく安定

  • オルタナの売却(買取)実績は11ヶ月で累計4億円超。その内、約98%の取引はトータルリターンがプラス!

  • とはいえリターン最大化を考えると、売却時の手数料がかからない長期保有がオススメ

いかがでしたでしょうか。

今回はオルタナの商品は売却できるのか?を実績面も交えてご紹介しました。

実際に売却は可能で、取引も行われておりますが、基本的には保有し続けていただくことがオススメの商品なので、「オルタナの商品は、現金化したい時に売却できるオプションがある」ようなイメージを持っていただくのがちょうど良いかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 


ご質問・ご意見がございましたら、お気軽に以下のお問い合わせフォームからご連絡ください。
https://support.alterna-z.com/hc/ja/requests/new



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